脚質ごとの「前走」枠順別回収率

脚質ごとの枠順別回収率」という記事は既にご覧になりましたか?今回はその応用編となるので、まだの方は一読してからこの記事をお読み下さい。

その記事での結論をおさらいすると、内枠の逃げ・先行馬、外枠の差し馬の回収率は高いというものでした。同時に外枠の逃げ・先行馬、内枠の差し馬の回収率は低いということでもあります。

そこで私が注目したのが「前走枠順」です。前走外枠だった逃げ・先行、前走内枠だった差し馬の回収率はきっと高いはずだと思いました。

これがどういうことかというと・・・

  • 馬① → 脚質「逃げ」、前走1着、前走1枠
  • 馬② → 脚質「逃げ」、前走1着、前走8枠

このデータだけを見て強い馬を選ぶとしたら、どちらを選ぶべきでしょうか?おそらく、前走8枠という逃げ馬にとって不利な枠順だったにもかかわらず、勝利した馬②の方が強いと言えるでしょう。

ということで、今回は脚質と前走枠順の関連性についての統計データを紹介します。

脚質の判断方法

脚質を決める方法は、脚質ごとの枠順別回収率の記事でも説明した通り、次の表に基づいて脚質を「逃げ」「先行」「差し先団」「差し後方」「追込」の5つに分けます。

前走が海外レースの馬は国内最後のレースを参照します。そのため、海外馬は検証から除外します。

対象レース

まず、対象とするレースを次のように定めます。

  • 期間:2015〜2020年
  • クラス:重賞
  • コース:芝
  • 距離:1400m以上
  • 出走頭数:15頭以上
  • 除外:3着以内に同着があるレース

※距離を1400m以上としている理由はこちらをご覧下さい。

※出走頭数を15頭以上としている理由はこちらをご覧下さい。

この条件で脚質ごとの前走枠順別回収率を算出したので、結果を見てみましょう。

逃げ

前走1〜4枠の回収率が低く、前走5〜8枠の回収率が高くなっています。

先行

逃げに比べてはっきりした傾向にはなっていませんが、前走7・8枠の回収率が高いのは間違いありません。

差し先団

先行と似ていますね。前走7・8枠の回収率が高いです。

差し後方

前走1〜6枠の回収率に比べて、前走7〜8枠の回収率が低くなっています。

母数が少ないので出走頭数13頭以上に拡大しました。前走1〜2・7〜8枠の回収率は高いですが、3〜5枠の回収率は低いという傾向になっています。

一覧表

以上の統計データを一覧表にしました。

傾向を大まかに捉えるなら、逃げ・先行は前走外枠の回収率が高く、差し後方は前走内枠の回収率が高くなっているという感じでしょうか。脚質ごとの枠順別回収率と比較してみましょう。

やはり脚質ごとの枠順別回収率とは逆の傾向になっています。ただし、差し先団だけは傾向が良く分かりませんね。枠順・前走枠順ともに外枠の回収率が高くなっています。母数が少ないことが影響していると思われるので、差し先団に関してはフラットに考えた方が良さそうです。

以上の統計データから、私が競馬予想に使っている予想ツール「条件評価」では、次の表の通りに印を付けています。

枠順と前走枠順を組み合わせる

逃げ馬は1〜4枠の時と、前走5〜8枠の時に回収率が高くなることが分かりました。では、1〜4枠かつ前走5〜8枠のとき、回収率がどれくらい高くなるのか気になりませんか?脚質ごとに調べてみたので紹介します。

回収率100%超えが散見されますね。1〜4枠かつ前走5〜8枠の逃げ馬の回収率はなんと205.6%となっています。

脚質・枠順・前走枠順を組み合わせることで、簡単に回収率100%超えの条件を生み出すことができてしまいます!