馬連・3連複の条件別回収率

別の記事で馬連・3連複の効率的な買い方について解説しました。その記事で結論付けた回収率の高い組み合わせはこうです。

  • 【対象レース】
  • ・期間:2015〜2020年
  • ・クラス:重賞
  • ・コース:芝
  • ・距離:1400m以上
  • ・出走頭数:15頭以上
  • ・除外:3着以内に同着があるレース
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  • 馬連 ①②③④-⑤⑥⑦⑧:回収率 93.2%
  • 3連複 ①②③-①②③-⑤⑥⑦⑧:回収率 103.8%
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  • ※①=1番人気の意味

まだ記事をご覧になっていない方は、下記にリンクを貼っておくので、ぜひ一読して下さい。

馬連・馬単の効率的な買い方

3連複・3連単の効率的な買い方

今回はこの条件を少し変えて馬連・3連複の回収率がどうなるのかを検証します。

出走頭数

馬連・3連複の回収率を検証するに当たって、出走頭数15頭以上という条件を付けていましたが、これを変えてみましょう。

太字の部分が回収率の高い馬連・3連複の範囲です。これを見ると、やはり出走頭数は15頭以上が望ましいですね。

距離

距離1400m以上という条件を付けているのは、1200mの傾向が他とは全く違うからです。距離別の回収率を見てみましょう。

太字の部分を見ると、1400m以上は回収率80%超えが当たり前なのに対して、1200mは回収率40〜50%しかありません。

1200mで回収率が高い組み合わせはというと・・・

  • 馬連 ①②③-⑨⑩⑪⑫⑬⑭:回収率 189.0%
  • 3連複 ①②③-①②③-①②③:回収率 125.5%
  • 3連複 ①②③-①②③-⑨⑩⑪⑫⑬⑭:回収率 215.3%
  • 3連複 ①②③-⑨⑩⑪⑫⑬⑭か-⑨⑩⑪⑫⑬⑭:回収率 188.7%

この4パターンになります。出来るだけ9番人気以下を絡めた方が良いでしょう。

競馬場

競馬場ごとにコースは違うので、傾向も異なります。競馬場ごとの回収率を見てみましょう。

東京競馬場の回収率が低めですね・・・。あと京都競馬場は荒れやすいのかもしれません。とはいえ、太字の部分は軒並み回収率が高いので、特定の競馬場に絞って買う必要はなさそうです。

夏競馬は荒れると言いますが、本当なのでしょうか?月別の回収率を見てみましょう。

太字の部分を見ると、馬連は1〜4月、3連複は8〜12月の回収率が高いですね。7〜9月の夏競馬でも回収率は安定しているので、買い方は変えなくて良さそうです。

ただし、10月だけは傾向が全く違います。馬連①②③④-⑤⑥⑦⑧の回収率は49.5%、3連複①②③-①②③-⑤⑥⑦⑧の回収率は53.0%と非常に低くなっています。2020年は驚異の回収率0.0%を記録しました。

理由は不明ですが、10月だけは買い方を変える必要があると思います。10月において人気馬絡みの回収率が高い組み合わせは次の通りです。

  • 馬連 ①②③④-⑨⑩⑪⑫⑬⑭:回収率 136.8%
  • 3連複 ①②③-①②③-①②③:回収率 155.7%
  • 3連複 ①②③-①②③-⑨⑩⑪⑫⑬⑭:回収率 106.3%

出来るだけこの形を意識して買うつもりです。

馬場状態

馬場状態が悪いと荒れやすいと言いますが、回収率はどうなっているのでしょうか。

馬場状態が悪くなっても馬連①②③④-⑤⑥⑦⑧の回収率は高いですね。ただし、9番人気以下絡みの回収率も高くなっています。

3連複①②③-①②③-⑤⑥⑦⑧の回収率を見てみると、馬場状態「重」「不良」の回収率が57.5%と非常に低いですが、9番人気以下絡みの回収率が高くなっています。

したがって、馬場状態が悪い時は3連複①②③-①②③-⑤⑥⑦⑧を買うべきでなく、9番人気以下を積極的に馬券に絡めた方が良いということですね。

グレード

GⅠは荒れにくく、GⅢは荒れやすいというイメージがありますが、回収率的にはどうなのでしょうか。

どのグレードも傾向は同じなので、グレードによって買い方を変える必要はなさそうです。

ハンデ戦・別定戦・牝馬戦

ハンデ戦や牝馬戦は荒れると言いますが、回収率はどうなっているのでしょうか?

太字の部分の回収率はどれも大差ないので、買い方を変える必要はないですね。ただし、ハンデ戦・牝馬戦は荒れないというわけではありません。実際に9番人気以下が馬券に絡む割合を見てみましょう。

ハンデ戦はなんと全体の56.4%のレースで9番人気以下が馬券に絡んでいます。牝馬戦も全体の45.2%と高いですね。

では、なぜ馬連①②③④-⑤⑥⑦⑧と3連複①②③-①②③-⑤⑥⑦⑧の回収率は下がらないのでしょうか。答えは「皆荒れることが分かっているので、1〜8番人気のオッズが高くなるから」です。競馬予想で重要なのは「どの馬が勝つか」ではなく、「どの馬のオッズがおいしいか」なのです。

1番人気の単勝オッズ

単勝1倍代は馬券に絡みやすいですが、払戻金が少ないのが難点です。本当ところ圧倒的に1番人気は馬券に絡めた方が良いのでしょうか?1番人気の単勝オッズ別に、馬連①②③-⑤⑥⑦⑧と3連複①②③-①②③-⑤⑥⑦⑧の回収率を調べてみました。

1番人気の単勝オッズ1.0〜1.9の時、馬連①-⑤⑥⑦⑧の回収率が124.1%なのに対し、馬連②③-⑤⑥⑦⑧の回収率が53.1%しかないので、1番人気を馬券に絡めた方が良いことが分かります。

また、1番人気の単勝オッズ1.0〜2.9の時、3連複①-②③-⑤⑥⑦⑧の回収率が90%を超えているのに対し、3連複②-③-⑤⑥⑦⑧の回収率は40%未満しかありません。

逆に、1番人気の単勝オッズ4.0以上の時、3連複①-②③-⑤⑥⑦⑧の回収率が75%未満なのに対し、3連複②-③-⑤⑥⑦⑧の回収率は190%を超えています。

つまり、1番人気の単勝オッズが低い時は、積極的に1番人気を3連複に絡めた方が良いということですね。

まとめ

馬連①②③④-⑤⑥⑦⑧と3連複①②③-①②③-⑤⑥⑦⑧を買う時は・・・

・出走頭数15頭以上が望ましい。

・距離1200mの時は回収率が低い。9番人気以下を絡めた方が良い。

・特定の競馬場に絞って買う必要はない。

・馬連は1〜4月、3連複は8〜12月の回収率が高い。夏競馬でも回収率は変わらない。ただし、10月だけはなぜか回収率が低いので、9番人気以下を絡めるなど工夫する必要がある。

・馬場状態が「重」「不良」の時は3連複の回収率が低くなる。馬場状態が悪い時は9番人気以下を絡めた方が良い。

・GⅠ・GⅡ・GⅢともに傾向は同じ。

・ハンデ戦・牝馬戦は荒れる。しかし、回収率は下がらないので、買い方を変える必要はない。

・1番人気の単勝オッズが低い時は、積極的に馬券に絡めた方が良い。逆に、1番人気の単勝オッズが4.0以上の時は、切ってしまっても構わない。

今回は記事が長くなってしまいましたが、回収率に直結する非常に重要な要素ばかりです。

条件別の傾向をしっかりと理解して、回収率の高い買い方を続けていけば、回収率100%も夢ではありません!