距離別の人気別回収率

突然ですが問題です。芝の重賞レースにおいて、距離が長いレースと短いレース、どちらが荒れると思いますか?正解は・・・


距離が短い方が荒れやすいです。知っていましたか?特に、芝1200mは他の距離とは傾向が全く違うことが分かっています。

今回は距離ごとの荒れやすさについて、統計データを基に解説していきたいと思います。

対象レース

まず、対象とするレースを次のように定めます。

  • 期間:2015〜2020年
  • クラス:重賞
  • コース:芝
  • 出走頭数:15頭以上
  • 除外:3着以内に同着があるレース

※出走頭数を15頭以上としている理由はこちらの記事をご参照下さい。

この条件で距離別の人気別回収率を算出したので、結果を見てみましょう。

芝1200m

9〜12番人気の回収率が高く、5〜8番人気の回収率が低いことがお分かりでしょうか。もっと詳しく見てみましょう。

1〜4番人気の回収率は安定していますが、5〜8番人気の回収率が極端に低くなっています。そして、9〜13番人気の回収率が突出しているという傾向があります。

このような傾向は芝1200m特有のもので、他の距離には見られません。そのことを理解するために、芝1400m以上の傾向も見てみましょう。

芝1400m

レース数が少ないので多少のバラつきはありますが、芝1200mとは違い、5〜8番人気の回収率は高めとなっています。

9〜12番人気の単勝回収率が高いのは、2020年10月のスワンSで、単勝143.7倍の11番人気が勝利したせいですね。複勝回収率は75.4%とそこまで高くはありません。

芝1600m

9番人気以下の回収率が低くなっています。これは芝1600m以上に共通する傾向です。

芝1800〜2000m

芝1600mと同様、9番人気以下の回収率が低くなっています。

芝2200〜2500m

13番人気以下の回収率が圧倒的に低いですね。長距離レースは穴馬がほぼ絡まないという傾向があります。

芝3000〜3600m

2020年2月のダイヤモンドS(GⅢ)にて、単勝325.5倍の16番人気が勝利したことで、統計がバグっていますね・・・。基本的に長距離レースは堅い決着となるので、1〜8番人気の回収率も低めとなっています。

まとめ

以上の統計データを一覧表にしてみました。

こうして比較すると、芝1200mだけ明らかに傾向が違うのがよく分かると思います。5〜8番人気の回収率が50%を切っているのに、9〜12番人気の回収率が120%を超えているのは異常としか言いようがありません。

そのため、私が統計を取る際は、基本的に芝1200mは対象外としています。

芝1200mが荒れやすいのは有名な話で、10番人気の単勝オッズが30.0を下回ることも良くあります。しかし、皆が想像している以上に荒れてしまうのが現状なので、それに合わせて馬券の買い方を工夫すべきですね!