スピード評価について

このページでは、私の競馬予想ツールの1つ「スピード評価」の見方について解説します。

次の表は2020年6月の安田記念におけるスピード評価です。

安田記念は1600mなので、±200mの範囲内である1400m、1600m、1800mを対象として、各馬の最近のレースにおける持ちタイムなどを比較しています。スピード評価に使用するレースは、過去1年間における直近6レースのうち、馬場状態が「良」「稍重」のレースになります。

それでは、表の見方について解説します。

タイム差

タイム差は各馬の持ちタイムの差を表しています。例えば、⑤グランアレグリア1600mにおけるの持ちタイムは1:31.0でした。これはメンバー中最速なので、このタイムを基準(0.0)とします。

一方で、⑫ケイデンスコールの1600mにおける持ちタイムは1:31.4でした。これは⑤グランアレグリアより0.4秒遅いので、スピード評価の表の⑫ケイデンスコールのタイム差には「0.4」と表示されています。

つまり、タイム差はその距離において最速タイムを叩き出した馬と、どれくらい持ちタイムの差があるのかを表しています。

上3差

上3差は「上がり3ハロン差」の略で、各馬は最速タイムを出したときの上がり3ハロンの差を表しています。

例えば、⑤グランアレグリアが1600mにおいて最速タイムを出した時の上がり3ハロンは32.6でした。これはメンバー中最速なので、この数値を基準(0.0)とします。

一方で、⑫ケイデンスコールが1600mにおいて最速タイムを出した時の上がり3ハロンは33.8でした。これは⑤グランアレグリアより1.2秒遅いので、スピード評価の表の⑫ケイデンスコールの上3差には「1.2」と表示されています。

SP

SPは「スピードポイント」の略で、私が考案した独自指数です。計算式は「タイム差+上3差+脚質別調整値」です。

脚質別調整値は次のように定めています。

  • 逃げ → 0.0
  • 先行 → 0.3
  • 差し先団 → 0.6
  • 差し後方 → 0.9
  • 追込 → 1.3

なぜこのような値を足すのかというと、単純にタイム差と上がり3ハロン差を足すだけだと、上がり3ハロンが速い追込馬が過大評価されてしまうからです。逃げ馬と追込馬の上がり3ハロンにはおおよそ1.3秒の差があると考えているので、逃げの脚質別調整値は0.0、追込の脚質別調整値は1.3としています。

ちなみに、脚質は最速タイムを出したレースにおける出走頭数と第3コーナー通過順に基づいて、次の表の通りに決定しています。

SPに話を戻しますが、値が小さいほど過去に高いパフォーマンスを見せたことを表し、右の欄外に◎○▲△☆の順に印が付けられます。ただし、最速タイムを出したレースの馬場状態が稍重だった場合は、右の欄外に「稍」と表示されます。

評価方法

最終的な評価はルール化が難しいので、SPを見て自分で決めています。基本的には同距離のSPが最も低い馬の評価を◎とし、その馬を基準に印を付けています。

スピード評価は過去に高いパフォーマンスを見せた馬を探すのが狙いです。しかし、いくらスピード評価が高くても、条件が悪ければ過去と同じようなパフォーマンスを出すことはできません。そこで、スピード評価に加えて、条件評価を使って予想しています。